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PEG(胃瘻造設)
胃瘻造設(PEG)とは?
胃瘻造設(PEG)は、口から充分に栄養が取れない患者様のために、内視鏡を用いて胃に栄養を送るための小さな穴を作り、その穴にチューブを入れる手術です。そのチューブを通して栄養を摂取します。

どのような患者様に作るのか?
口からの食事がうまく取れない患者様が対象です。脳梗塞や脳出血などの神経疾患で、のどの動きが悪くうまく飲み込めない患者さんや、肺癌や食道癌などの胸の腫瘍で食道が狭くなって食事が摂りにくい患者様です。
胃瘻を造設することのメリットは?
鼻から(経鼻胃管)の栄養補給に比べて吐いたりムセたりしにくくなるので、肺炎(誤嚥性肺炎)になる危険性も減り、口から食事を取る訓練や言語訓練もしやすくなります。
外見的にも目立たないため、患者様はもちろん、ご家族や介護に携わる方々の心理的負担も軽減します。
不快感も少ないので、自分で抜いてしまう心配も少なく、在宅、施設での管理もしやすいのが特徴です。
また、腸に食物が流れることにより、小腸粘膜やリンパ組織を正常に保ち、身体の免疫力を保持出来る点も大きなメリットです。
経鼻胃管栄養との違いは?
従来の経鼻胃管による栄養注入との違いは、患者様の苦痛、重症感はもとより、その管理方法の難しさです。
具体的には、チューブ交換を頻繁に行わないといけないこと、チューブが抜けやすいこと、などです。
これに対して、胃瘻は、違和感が少なく、患者様がチューブを抜く危険性が減り、また、苦痛が少なくなります。
また、胃瘻チューブが入っていることが目立たず、服を着れば全くわかりません。
日常生活は?
日常生活における制限はほとんどなく、基本的には瘻孔を作る前と変わることはほとんどありません。入浴も可能です。
一日に数回胃瘻にチューブを繋げて、栄養剤・流動食・お湯・薬等を入れます。慣れてくれば、患者さんご自身やご家族で注入することも出来ます。
一回あたりの注入時間は、他の方法よりも短時間ですみます。
ケアは?
瘻孔の完成後、トラブルがなくても、瘻孔から粘液が出ることがあります。それを乾燥させるとカスのようにたまって固まり、スキントラブルの原因にもなります。特に胃瘻を保護する必要はありませんが、綿棒やガーゼをぬるま湯で湿らせて、皮膚の汚れやカテーテルとの間にたまった汚れを落とします。特に入浴やシャワーは、清潔を保つために重要です。
胃瘻チューブの交換は?
胃瘻チューブは耐久性がありますが、約4ヶ月から半年に1回、定期的な交換を行います。
必ずかかりつけ医のご相談下さい。

胃瘻造設が出来ない患者様は?
胃切除術の既往、腸管の閉塞、腹水貯溜、出血傾向、内視鏡の不可能な症例などです。
詳しくはかかりつけ医にご相談下さい。




