消化器胃腸センターは、難治性潰瘍や胃・十二指腸の潰瘍再発の原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療も行っております。

消化器胃腸センター
ヘリコバクター・ピロリ菌
従来、胃内部には胃酸が分泌され、PHが低いため、細菌は生息できないと思われてきました。しかしヘリコバクター・ピロリ菌は人の胃粘液層下に守られて常在し、増殖し、胃炎や消化性潰瘍を起こします。
感染経路
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染経路はいまだ不明です。
年齢層
年齢層は、小児、成人を問わず検出されており、加齢とともに検出率は高くなっています。
ヘリコバクター・ピロリ菌の持つ障害因子
ヘリコバクター・ピロリ菌のもつ粘膜障害因子としては尿素分解酵素(ウレアーゼ)・細胞毒素・粘膜分解酵素・溶血因子・脱顆粒因子・白血球遊走化因子・付着因子などがあります。なかでもウレアーゼは尿素を分解し、アンモニアを生成します。そのために胃液PHを上昇させ、胃粘液層を変性させます。また白血球は活性酵素を発生し胃粘膜に浸潤し胃炎を起こします。最近ではヘリコバクター・ピロリ菌による感染と、消化性潰瘍や胃がんとの関連性に興味が持たれ、研究が進んでいます。
検査法
(1) 内視鏡検査で胃の組織を一部採取し、鏡検します。(当院では2〜3日で結果が出ます)
(2) 尿素呼気試験検査(検査薬を飲んで頂き、バッグに息を吹き込んで検査します)
当院での検出頻度
ヘリコバクター・ピロリ菌の検査を受けられた方の50パーセントは検出されています。
治療法
薬剤にて除菌療法を行います。
予後
現時点で確実に除菌が行われれば、特に心配はありません。
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